前田健太、バットが後方ネットまで飛ぶハプニング 球場どよめき、同僚珍行動
好救援で13勝目のマエケン、打席での珍事が話題に
ドジャースの前田健太投手が1日(日本時間2日)に行われた今季最終戦の敵地ロッキーズ戦で救援登板し、2回2安打無失点の力投を見せた。チームは6-3で勝利し、日本人右腕は13勝目を手にした。この試合では前田がバッティングの際にバットが手から離れて後方のネットまで飛ぶハプニングがあり、バットを拾い上げたチームメイトの行動が現地で話題となった。
前田はこの日3-0と3点リードの4回にチーム3番手で登板すると、2イニングを2安打2奪三振1四球無失点に抑える力投を見せた。この日は白星を手にし、13勝目をマーク。今季レギュラーシーズンは29登板(先発25試合、救援4試合)で13勝6敗、1セーブ、防御率4.22で終えた。
プレーオフを前に上々の投球を見せた右腕だが、現地で話題となったのは打席での珍事だった。ドジャースがリードを5点に広げた直後の5回2死満塁で打席に立った前田は右腕オバーグの2球目を強振。空振りに終わった勢いでバットを放り投げてしまった。これがバックネットまで飛び、一瞬、会場にもどよめきが沸き起こった。
ここで後方のネットの方に歩いて行った前田より先にバットを拾い上げたのは次打者のチェース・アトリーだった。ベテラン打者はバットを渡す前にグリップに滑り止め用のスプレーを吹きかけ、前田の尻を叩いて送り出した。このユーモアあふれる行為に会場は沸き上がり、前田からも思わず笑みがこぼれた。この打席は結果的に遊ゴロに終わった。
この場面は現地でも話題となり、試合を中継した米メディアの実況は大爆笑。複数の現地記者が自身のツイッターで速報した。またMLB公式動画サイト「Cut4」でも特集し、「マエダにとって、それでも幸運だったのは、チームメイトが手助けしてくれたことだろう」と伝えた。