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甲子園V花咲徳栄と7回まで好勝負 公立校率いる老練監督が見据える選抜切符

秋季高校野球埼玉大会は2日、県営大宮球場で決勝が行われ、埼玉県勢として今夏の全国高校選手権で初優勝を遂げた花咲徳栄が市立川越を8-2で下し、4年ぶり5度目の優勝を果たした。

つかんだ手応え、「打力をつけて何とか食らい付きたい」

「併殺が怖かったから、あそこは追い込まれても送りバントしか考えていなかった。それにしても下手だね」と新井監督は苦笑しながら、「4年前よりいい試合ができたし、公立校の意地も見せられたと思う」と新チームに手応えを感じている。

 初任地だった進学校の所沢北で15年指導し、狭山清陵で12年指揮を執った。特に所沢北時代は当時川越商という校名だった市立川越と合同合宿や練習試合を頻繁に行って強化に努めた。川越商は長らく監督を務めた円谷宣之さんの功績もあり、1989年の夏の甲子園に初出場。新井監督は若かりし頃から円谷さんにかわいがられ、狭山清陵時代も一緒に遠征に出掛けた。指揮官にとって市立川越とは、第2の故郷と言っていい。

 そんなゆかりのある、生まれ育った川越市の高校に赴任した。1930年創部の伝統校を率いるのは気が重かったそうだが、大勢のOBや近隣住民の援助もあって春と夏の県大会でそれぞれ1度、秋の県大会では2度決勝に進み、08年の春季大会で優勝している。

 4年前の関東高校大会は1回戦で横浜(神奈川)に敗れ、選抜大会出場はかなわなかったが、21世紀枠候補に挙がった。しかし選出とまではいかなかった。

 今月21日から初の選抜大会出場が懸かる関東高校大会が始まる。ベスト4入りすればまず当確。来夏の記念大会は埼玉から甲子園に2校出られるが、「そう甘くはない。投手にメドが立ったから、関東大会までに打力をつけて何とか食らい付きたいね」と老練監督は今度こそ、力で選抜切符を勝ち取る覚悟だ。

(河野正 / Tadashi Kawano)

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