イチロー、スタントンも去就未定 新オーナー会見に見る“ジーター革命”の可能性
イチローは「大好きなチームメートの一人」
続投の可能性が高いと見られているドン・マッティングリー監督についても、「彼とは話をして、彼の“ファミリー“として戻ってきたと言ったよ。我々は(まず)全員を評価する。私はドニーと数週間、ともにプレーした。そして数年間に渡って関係を築いてきた。彼は素晴らしい仕事をしたと思っている」と話にとどめ、今後については明らかにしなかった。
そして、注目されるイチローの去就については「ずっと言っている通り、大好きなチームメイトの1人。今後については、マイク(ヒル)と話してから、報告します」とだけ説明。マーリンズは、10月22日に44歳になる背番号51の契約延長オプションを保有するが、これを行使するかなどについては明らかにしなかった。
イチローは今季、136試合出場で50安打、打率.255、20打点、3本塁打をマーク。スタントン、イエリッチ、オズナのレギュラー外野トリオが好調だったため、昨季から打席数を大きく減らした。それでも、ジョン・バンダーウォールが1995年に記録したメジャー記録にあと1本と迫る代打安打27本を放ち、“切り札”として存在感を発揮。イチロー自身はマーリンズへの強い愛着を持っているが、果たしてどうなるだろうか。
マーリンズは成績、そして観客動員などでも課題を抱えている。ただ、ジーター氏は会見の中で、同球団には大きな可能性があると強調。「ファンが第一」と明言し、マイアミという大都市で人気球団を作り上げる覚悟だ。すでに、フロントが大きく刷新されることなどが報じられており、“ジーター革命”の行方に大きな注目が集まっている。
(Full-Count編集部)