今季は荒木、阿部、鳥谷が達成 来季2000安打の期待かかる選手は?
巨人・村田も残り135安打に
福浦は今年12月14日には42歳になる。今季の現役では中日・岩瀬仁紀、ロッテ・井口資仁に次ぐ高齢選手で楽天・松井稼頭央と同学年。全盛期には首位打者に輝き、ベストナイン1回、一塁守備の名手としてゴールデングラブも3回獲得しているが、2009年を最後に規定打席に達しなくなり、ここ6年は主として代打で出場していた。2015年中に1900安打に達したが、出場機会が少ないだけに安打数はなかなか伸びなかった。しかし今季は昨年の20安打を上回る30安打を記録。残り38安打まで迫った。42歳で挑む来季の達成が期待される。42歳で2000本安打を記録すれば、2013年の谷繁元信(42歳5か月)、2015年の和田一浩(42歳11か月)に次いで3人目となる。
ソフトバンク、ロッテともにあと2試合を残している。ともに選手登録されているため、2人はさらに安打数を積み上げる可能性がある。来季、2000本安打到達が期待できるのは、上記2人を含めて3人。
内川聖一(ソ)1972安打、残28本
福浦和也(ロ)1962安打、残38本
村田修一(巨)1865安打、残135本
村田が大台突破すれば、松坂世代では唯一の「名球会」入りとなる。2000本安打は、打者にとっては最高の栄誉の一つだ。少し気が早いが、彼らの来季の活躍に期待しよう。
(広尾晃 / Koh Hiroo)