ソフトB和田、8年ぶり中継ぎでの2イニング完璧投球よりも嬉しかったこと

ソフトバンク・和田毅【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・和田毅【写真:荒川祐史】

2番手で登板して不安一掃する快投も、左腕が最も喜んだのは…

 ソフトバンクの和田毅投手が、今季最後の登板を上々な形で締めくくった。6日のオリックス戦(ヤフオクD)。7回から2番手でマウンドに上がると、2イニングをパーフェクトピッチングと好投した。

 2009年9月22日のロッテ戦(ヤフーD)以来、8年ぶりだった日本球界での中継ぎ登板。「先発と変わらない形で入りました。違和感はなかった。ボールはよかったと思います。キャッチボールの感じもずっと良かったので」。クライマックスシリーズに向けての調整登板を意味合いが強いマウンドだったが、不安を一掃する投球内容だった。

 7回、ここまで3安打1本塁打の先頭T-岡田を空振り三振に切ると、危なげなく3者凡退に。8回も先頭のマレーロを空振り三振に取ると、中島を遊ゴロ、武田を右飛に打ち取ってお役御免。9月18日の西武戦(メットライフD)で5回8安打5失点、続く9月26日のロッテ戦(ヤフオクD)では7回5安打3失点と課題を残していたが、今季ホーム最終戦で、本来の姿を取り戻した。

 ただ、この日、和田が最も喜んだのは、自身のことではなく、土壇場で黒星が消え、最高勝率のタイトルを確定させた千賀のこと。昨季は、最後の登板で千賀が最高勝率の条件である13勝目を逃し、和田にこのタイトルが転がり込んでいた。

最終戦登板の決断下した千賀を支持「僕なら投げないですけどね」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY