現時点で5人が戦力外&引退、来季38歳「松坂世代」で生き残りかける選手たち

梵英心は広島を自由契約に 

 5人が戦力外となり、松坂世代の現役選手は14人になった。 

久保裕也(楽)投手、1980年5月23日生まれ 
G.後藤武敏(De)内野手、1980年6月5日生まれ 
藤川球児(神)投手、1980年7月21日生まれ 
松坂大輔(ソ)投手、1980年9月13日生まれ 
矢野謙次(日)外野手、1980年9月21日生まれ 
小谷野栄一(オ)内野手、1980年10月10日生まれ 
梵英心(広)内野手、1980年10月11日生まれ 
杉内俊哉(巨)投手、1980年10月30日生まれ 
永川勝浩(広)投手、1980年12月14日生まれ 
村田修一(巨)内野手、1980年12月28日生まれ 
實松一成(巨)捕手、1981年1月18日生まれ 
和田毅(ソ)投手、1981年2月21日生まれ 
館山昌平(ヤ)投手、1981年3月17日生まれ 
工藤隆人(中)外野手、1981年3月30日生まれ 

 このうち、広島の梵英心は自由契約となり、他チームに活躍の場を求めている。 
このほか、広島のエルドレッド(内野手、1980年7月12日)、西武のウルフ(投手、1980年11月29日)の2外国人も同年代だ。「松坂世代」のフラッグシップである松坂大輔は今季1軍登板がないまま3年契約の満了を迎える。本人は現役続行の意向のようだが、どうなるだろうか。 

 今後、この中からさらに戦力外通告を受ける選手も出てくるかもしれない。逆に新天地で契約をつかむ選手が出てくる可能性もあるが、1軍出場がない選手も含め、94人がプロに身を投じた「松坂世代」のうち、その大半がNPBでのプレーを終えている。 

「松坂世代」は来年は38歳になる。今年の「松坂世代」で規定投球回数に達した投手はいない。規定打席をクリアしたのもオリックスの小谷野栄一だけ。しかし、過去には40歳で打撃2冠王に輝いた門田博光や、41歳で迎えたシーズンで最優秀防御率のタイトルを取った大野豊など、この年代からさらに活躍した選手もいる。「松坂世代」にももうひと踏ん張りを期待したいものだ。 

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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