敗退危機で登板の田中将大、指揮官は奪三振ショーの再現期待「前回のように…」
地区シリーズ第3戦で先発へ、「前回登板のように投球してもらう必要がある」
インディアンスとの地区シリーズで2連敗を喫し、敗退危機に追い込まれているヤンキース。第2戦では5点差をひっくり返される痛恨の敗戦。ジョー・ジラルディ監督は、裏目に出た継投策、そして、チゼンホールへの死球がバットのグリップエンドに当たっていたにもかかわらず、チャレンジに踏み切らなかったことについて、批判を受けている。死球の直後、ヤンキースの2番手グリーンはリンドーアに満塁弾を浴び、1点差に迫られていた。
後がなくなった8日(日本時間9日)の第3戦で先発を託すのは、田中将大投手。エースとしてスタートを切った今季は浮き沈みの激しいシーズンとなったが、強い精神力を持つ右腕にかかる期待は大きい。ジラルディ監督も「前回登板のように投球してもらう必要がある」と奮起を願っている。
田中はポストシーズンに入ってから4試合目で初の先発。レギュラーシーズンの最終登板から中8日での登板となる。前回登板は9月29日(同30日)のブルージェイズ戦。7回3安打で今季メジャー最多タイの15三振を奪う快投だった。
7日(同8日)の前日会見で田中に期待することを問われた指揮官は、この奪三振ショーの再現を“要求”した。
「前回登板のように投球してもらう必要がある、それは――たしか15三振を奪った試合だ」