前田健太1回無失点の完璧救援で勝利投手、ドジャース2連勝で地区S突破王手
前田は回またぎで打者3人を9球で料理、自身初PO白星を飾る
ドジャースは7日(日本時間8日)、本拠地で行われた地区シリーズ第2戦でダイヤモンドバックスを8-5で下し、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。5回1死から3番手として登板した前田健太投手は、1イニングを9球で無失点とし、勝利投手となった。
初回にDバックス主砲ゴールドシュミットに先制2ランを許したドジャースだが、この日も打線が奮起した。2回に1点を返し、迎えた4回には3連打から相手先発レイの暴投で同点、テイラーの遊撃内野安打で1点の勝ち越しに成功した。
直後の5回1死には3番手として前田健太投手が、今季地区シリーズ初登板。ポロックを3球三振、続くゴールドシュミットを遊ゴロで、わずか5球で2死を奪った。
打線の勢いは5回裏も止まらず。1死一塁からグランダーソンから始まる4連打で4点を加点。一気に5点リードに広げた。
6回に回またぎでマウンドに上がった前田は、先頭マルティネスを4球で空振り三振に斬って降板。わずか9球で“3者凡退”とする完璧救援を披露した。
7回にドゥルーリーの3ランで2点差まで詰め寄られたが、その裏に1点を返し、3点リードをキープ。何としても勝利を手にしたかったロバーツ監督は、8回1死一塁の場面で守護神ジャンセンを投入する賭けに出たが、ジャンセンが期待通りの働きを見せ、見事2連勝を飾った。
6番フォーサイスが3安打1打点、7番バーンズが2安打2打点、8番プイグが3安打2打点と下位打線が活躍。前田は自身初となるプレーオフで白星を飾り、ドジャースを2連勝に導いた。
(Full-Count編集部)