ソフトBモイネロが9日に宮崎PLで実戦復帰 「しっかりと準備はできている」
ホークス救援の要、CS突破に欠かせない大事なピース
左肘の張りで9月19日に登録抹消されていたソフトバンクのモイネロ投手が、9日に宮崎で開幕するフェニックス・リーグの初戦で実戦復帰を果たす。
モイネロは9月18日の西武戦で異常を訴えて緊急降板。幸い大事には至らず、ここまでじっくりと回復に努めてきた。
その左腕が9日に宮崎で開幕する「みやざきフェニックス・リーグ」の初戦、アイビースタジアムでのロッテ戦に登板する。8日にヤフオクドームで行われた投手練習では、リラックスした表情を浮かべ「しっかりと準備はできている」と、久々の実戦登板に意欲を示した。「状態はいいので、あとは(実戦で)打者に対して自分の思うところに投げられるかどうか」と話した。
フェニックス・リーグでの登板は1試合のみの予定で、その後は再びチームに合流して紅白戦などで調整を続ける。
長いリーチを最大限に活かし、真上から投げ下ろす速球とチェンジアップ。右打者でも苦にせず、複数イニングをこなせる育成出身の左腕は、CS突破に向けて欠かすことができない大事なピースだ。今シーズンのブルペン陣の救世主として活躍した左腕の復帰は、ソフトバンク首脳陣にとってもファンにとっても何よりの朗報だ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)