ロッテドラ2酒居が有終の美 伊東監督「来年十分期待できる選手の一人」 

ロッテ・酒居知史【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
ロッテ・酒居知史【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

本拠地最終戦で登板、7回1失点で5勝目 

 ロッテのドラフト2位ルーキー酒居が9日の本拠地最終戦オリックス戦で7回102球7安打1失点で今季5勝目。有終の美を飾り、ウイニングボールを伊東監督にプレゼントした。 

「(この)試合の意味合いが大きくて、大崩れしないで、試合を作るのを目標にした。(調子自体はよくなく)正直ピリッとせず、真っすぐもよくなかったが、その中で試合を作れたのは、来シーズンにつながる」と酒居。ストレートはMAX146キロながら、2回2死三塁でルーキー岡崎に144キロを右前先制適時打された。 

 この日の生命線はフォークで、悪いながらも4回中島、駿太をフォークで空振り三振。その裏、打線がパラデスの3ランなどで逆転に成功し、「吹っ切れた」とリズムを取り戻した。 

 6回先頭大城に右前打、3番吉田正を歩かせ無死一、二塁も4番小谷野を注文通り142キロの速球で三ゴロ併殺打に。ルーキーとは言え、社会人でもまれただけのことはあった。「後半先発に回してから、自分の役割、投球は出来ている。来年十分期待できる選手の一人として頑張ってほしい」と伊東監督。来季の目標は当然1年間ローテーションを守り、2桁勝利になる。 

 酒居自身はフィジカル面を中心としたスタミナを課題に挙げた。ウエイトやランニングでこのオフは自分を苦しめ、追い込んでいくと言う。「もう少し高いところを目指して、成長して来年を迎えられたら」と2年目へ自覚は十分だった。 

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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