田中快投ヤンキース、1-0のPS勝利は16年ぶり球団史上6度目のレアケース
インディアンスは77戦ぶりの無得点試合
田中将大投手の快投で、インディアンスとの地区シリーズ対戦成績を1勝2敗としたヤンキース。8日(日本時間9日)に本拠地で迎えた第3戦は、手に汗握る投手戦となり、最少スコア1-0で勝敗を決した。
球団提供資料によると、ヤンキースがポストシーズンで完封勝利を収めたのは、2001年地区シリーズ第3戦の敵地アスレチックス戦に1-0で勝利して以来、16年ぶりの出来事となった。この間、実に101試合で完封勝利はなく、本拠地戦に限ると、1999年地区シリーズ第1戦のレンジャーズ戦まで遡るという。
また、長い歴史を誇るヤンキースだが、1-0でのポストシーズン完封勝利は、これが史上6度目というレアな記録。本拠地では、1949年ワールドシリーズ第1戦のドジャース戦以来、68年ぶり2度目の出来事だという。
この日、7回3安打7奪三振1四球で無失点の圧巻投球を見せた田中のパフォーマンスもまた、記録ずくめだ。7回以上を投げて7奪三振無失点を記録したのは、2000年ワールドシリーズ第2戦メッツ戦でロジャー・クレメンスが8回9奪三振無失点として以来、初めての快挙。負けたら敗退という崖っぷち試合に先発し、7回無失点に抑えたのも、球団史上6人目の偉業だった。
この日は本塁が遠かったインディアンス打線は、今季7月14日アスレチックス戦以来となる無得点試合となった。この間、実に76試合連続で得点を挙げていたという。
第3戦での勝利をきっかけに、3連勝で地区シリーズ突破を決めれば、また数多くの記録が飛び出しそうだ。
(Full-Count編集部)