最高勝率のホークス千賀、野手に感謝「タイトルが手元に急にきた」

昨年同賞を譲った和田からハッパ、「今年はナオに譲るんか?」

 昨年は同タイトル獲得の資格を得る13勝に1勝及ばず和田毅に譲る形となった。今季の12勝目を挙げた時、千賀は「和田さんから『今年はナオ(東浜)に譲るんか?』と言われているので、しっかりあと1つ勝ちたい」と冗談まじりに語っていたが、その和田は6日の試合で千賀に続く2番手として登板。追加点を許さなかったことで、千賀の奇跡的なタイトル奪取をアシストした形となった。

 千賀は今シーズンを振り返り「侍ジャパンから始まって、シーズンに入ってもいい時と悪い時がはっきりしていた。その中でケガをしながらも規定(投球回)に到達できたことはよかったと思う。ただ、まだまだ課題だらけ。少しでも上のピッチャーになれるように日々努力していきたい」と語る。

 今季の最も印象深い試合には「koboスタの楽天戦で則本さんと投げ合った試合。気持ち的にも内容的にもマッチした試合だった」と10奪三振、8回無失点の好投で優勝に大きく前進した8月19日の一戦を挙げた。

 また、千賀はこの先のポストシーズンを睨み「とても大事な試合が続く。日本一になるために選手一丸となって1試合1試合大事に戦いたい」と気合を入れ直すように語った。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY