鷹柳田にとって「大事な数字」 イチロー、松中に並ぶ3年連続最高出塁率の栄冠

パでは過去に3人のみ

 3年連続での最高出塁率は、パ・リーグでは2004年から2006年の松中信彦(ダイエー、ソフトバンク)、1994年から1996年のイチロー(オリックス)、さらに遡ると1967年から1970年(4年連続)、1972年から1974年の張本勲(東映、日拓)と、過去に3人(4度)しかいない。球史に名を残す偉大な打者たちに、柳田も肩を並べた。

 今季は、外野フライを打つことを打撃スタイルとした柳田。例年以上に、厳しい攻めを受けたものの、打率、本塁打、打点と、どれも昨季の数字を上回った。三振も97から123へと増えたが、それはフルスイングするという打撃スタイルを崩さず、当てに行くようなスイングをしなかった証。それでいて、リーグトップの89四球を選んでおり、ボール球にはなかなか手を出さない手強さがあったといえる。

 現在は、負傷した右脇腹のリハビリ中の柳田。18日からのクライマックスシリーズ・ファイナルステージに間に合うかは微妙な状況となっている。ソフトバンクにとって、柳田の存在は必要不可欠。果たして、驚異の出塁能力を誇る柳田はCSに間に合うだろうか。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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