セ・リーグ今季新人王の行方は…149安打の中日京田か、2桁勝利DeNA浜口か

投手はDeNA浜口が規定投球回数に未達ながら2桁勝利をマーク

○投手(今季20イニング以上)

浜口遥大(De)22試10勝6敗0S0H 123.2回 136K 率3.57
星知弥(ヤ)24試4勝7敗0S2H 110.1回 71K 率4.73
小野泰己(神)15試2勝7敗0S0H 78.2回 63K 率4.35
中村祐太(広)15試5勝4敗0S0H 74.2回 54K 率3.74
畠世周(巨)13試6勝4敗0S0H 72.1回 72K 率2.99
鈴木翔太(中)15試5勝5敗0S0H 69回 51K 率4.17
柳裕也(中)11試1勝4敗0S0H 50.1回 45K 率4.47
笠原祥太郎(中)18試1勝3敗0S0H 48.2回 43K 率3.14
飯塚悟史(De)9試1勝3敗0S1H 42回 27K 率4.29
池田駿(巨)33試0勝2敗0S4H 37.2回 33K 率3.35
三ツ間卓也(中)35試2勝1敗0S11H 37.2回 29K 率4.06
石崎剛(神)26試1勝1敗0S4H 30.2回 32K 率1.17
加藤拓也(広)7試1勝3敗0S0H 29.1回 28K 率4.30
篠原慎平(巨)23試1勝1敗0S0H 27.1回 19K 率3.62
桜井俊貴(巨)19試0勝1敗0S0H 27回 16K 率5.67
中川皓太(巨)18試0勝0敗0S0H 25回 19K 率4.32
熊原健人(De)4試3勝1敗0S0H 20回 17K 率5.40

 DeNAの濱口は、4月から先発ローテの一角として活躍。7月13日に登録抹消されたが8月に復帰し、規定投球回数未達ながら10勝を挙げた。

 ヤクルトの星は開幕1軍、当初は救援だったが4月30日の登板から先発に回る。投手陣崩壊状態のヤクルトでローテを維持していたが、7月以降打ち込まれる試合が多くなった。

 巨人の畠は7月に1軍昇格と出遅れたが、同19日に初勝利を挙げると、菅野、マイコラス、田口に次ぐ先発4番手として好投し、6勝を挙げた。

 例年であれば、2桁勝利のDeNA濱口が新人王として有力視されるだろうが、遊撃手としてほぼフル出場した中日の京田の評価が、それを上回るだろう。

 セ・リーグは中日の遊撃手、京田で当確と言えそうだ。京田が選ばれれば、遊撃手がセ・リーグ新人王となるのは、2006年広島の梵英心以来となる。

 パ・リーグは西武の遊撃手、源田壮亮の受賞が確実視されるが、両リーグともに野手が新人王を受賞すれば、1996年に巨人の仁志敏久と日本ハムの金子誠がW受賞して以来21年ぶりの出来事となる。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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