ホークス和田、紅白戦で不安残すも本人悲観せず「悪い感じではなかった」
紅白戦で4回3失点も「悪い感じではなかった」
明暗が分かれた。ソフトバンクの和田毅投手が13日、クライマックスシリーズのファイナルステージに向け、紅白戦で調整登板。紅組の先発で4イニングを投げたが、2回に松田宣浩に2ランを浴びるなど、5安打で3点を失った。6回途中までパーフェクトに抑えた白組先発のバンデンハークとは対照的に不安が残った。
初回は簡単に3者凡退に抑える立ち上がりだったが、2回につかまった。先頭の内川聖一に中前安打を放つと、松田に左翼席へと運ばれて2点を失った。さらに2死から城所龍磨に右中間への三塁打を浴び、甲斐拓也の中前タイムリーで3点目を失った。
ただ、3、4回は3人ずつで片付け、4回67球でマウンドを降りた。3点を失ったものの、試合後は「球数を投げられましたし、やりたかったことを色々とやれました。悪い感じではなかった」と和田自身に悲観する様子はなし。一発を浴びた松田についても「松田とは相性が良くないんですよね。味方で良かったと思います。本番でも打って欲しいですね」と語っていた。
18日から始まるファイナルステージでは3戦目か4戦目で先発する見込み。1戦目の東浜巨、2戦目の千賀滉大は決まっており、和田、バンデンハークが先発する予定の3、4戦目は進出チームによって最終決定される。「体調を整えていき、本番に向かっていくだけ」と話した左腕。経験豊富なベテランだけに、きっちりと仕上げてくることだろう。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)