ヤンキース黒星発進、田中将大6回2失点力投も打線沈黙で“天敵”退治ならず
敵先発カイケルは7回4安打10奪三振無失点の快投
ヤンキース田中将大投手は13日(日本時間14日)、敵地でのリーグ優勝決定シリーズ第1戦アストロズ戦に先発し、6回を4安打3奪三振1四球2失点(自責2)と力投したが、打線の援護なく敗戦投手となった。過去4度対戦して一度も白星を挙げたことのない“天敵”アストロズの前に、またもや屈する形となった。
序盤から伸びのある速球でストライクゾーンを攻めた。初回は先頭スプリンガーに四球を与えたが、後続を抑えて無失点。2回と3回は連続で3者凡退に仕留め、ここまで無安打無失点と快投した。
4回1死からアルトゥーベに二塁内野安打を許すと、二盗された直後にコレアの左適時打で1失点。2死二塁からも元DeNAグリエルに中前に適時打を運ばれ、この回2点を先制された。
5回を3者凡退に抑えると、6回にアクシデントに見舞われた。先頭レディックの強烈な打球が田中を直撃。田中は冷静に打球を処理してアウトを奪ったが、この回を無失点で切り抜けると、89球(58ストライク)でリードを許したまま降板した。
この日はアストロズ先発カイケルが7回を4安打10奪三振無失点の快投。ヤンキース打線は走者を出すものの、最後の一打が出ず。9回にバードがソロ弾を放ったが、1-2で敗れた。
田中はこれまでアストロズと4度対戦しているが、今年5月14日には1回2/3を8失点と大炎上するなど、勝ち星を挙げたことがなかった。2015年ワイルドカードゲームでも対戦し、同じくカイケルと投げ合い、投手戦で敗れていた。
4勝勝ち抜けのリーグ優勝決定シリーズ。ヤンキースは手痛い黒星スタートとなってしまった。第2戦はヤンキースはセベリーノ、アストロズはバーランダーが先発マウンドに上がる。
(Full-Count編集部)