ジラルディ監督、敗戦も田中将大を力投絶賛「持てる物全てを出してくれた」
“天敵”アストロズに6回安打2失点と粘投
ヤンキースは13日(日本時間14日)、敵地で行われたアストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦に1-2で敗れた。先発マウンドに上がった田中将大投手は、これまで4度対戦しながら勝ち星のない“天敵”アストロズを相手に6回4安打2失点(自責2)と力投。だが、打線は相手先発カイケルに7回無失点と抑え込まれ、9回にバードがソロ弾で1点を返しただけに留まった。4勝勝ち抜けのシリーズで黒星発進となったが、ジラルディ監督は「本当にまた力強い投球だった。本当にいい内容だった」と称賛を惜しまなかった。
田中は初回先頭のスプリンガーに四球を与えたが、4回1死からアルトゥーベに二塁内野安打を許すまで、10者連続凡退とした。アルトゥーベに二盗を許した直後、コレアにレフトへ適時打を運ばれて1失点。なおも2死二塁からグリエルに中前へ適時打を運ばれ、2点目を失った。
だが、その後は強打のアストロズ打線に付け入る隙を与えず。ジラルディ監督は「本当にまた力強い投球だった。本当にいい内容だった」と絶賛した。6回にレディックの強烈なライナーを足に受けたが続投し、6回を89球で投げ終えたところで降板。指揮官は「あれが降板理由ではない。持てる物を全てを出してくれたと思ったので交代させた。代え時だと思った」と説明した。
田中は中4日のローテーション通りにいけば、19日(同20日)の第5戦に先発できる。今季は好不調の波が激しかった右腕だが、プレーオフでは2試合連続で好投。崖っぷちに立たされた地区シリーズ第3戦では、田中の快投からチームは息を吹き返した。今シリーズでも勝負を第5戦まで持ち込ませ、逆転勝利につなげたい。
(Full-Count編集部)