炎獅子ユニで西武が先勝、CS初登板の菊池が9回完封の快投劇で楽天を圧倒

打線は楽天エース則本を4回7点KO降板に追い込む

 西武が、“勝てばステージ突破率100パーセント”の初戦をモノにした。14日、本拠地メットライフドームで行われた楽天とのクライマックスシリーズ(CS)・ファーストステージの初戦。打線が楽天のエース則本昂大から7点を奪って攻略すると、エース菊池雄星が楽天打線を9回無失点に抑える完封劇で快勝した。

 相性の良さはポストシーズンでも変わらなかった。菊池がお得意の楽天打線を、手玉に取った。初回先頭の茂木に左前安打を許したが、立ち上がりから150キロ超の真っ直ぐを連発し、ペゲーロ、ウィーラーを連続三振に切って無失点で切り抜けた。

 味方打線が大量リードをプレゼントすると、気負うことなく、アウトを積み重ねた。4回には、この唯一のピンチと言える2死満塁を招いたが、岡島を一ゴロに打ち取り、窮地を脱出。9回まで投げて5安打9奪三振で無失点と、大一番で完封勝利を飾った。

 ペナントレースで8戦8勝、防御率0.82だった楽天を相手に、今季3度目の完封勝利。対楽天は昨季から12連勝となった。

 打線は序盤から楽天先発の則本に猛攻を浴びせかけた。初回にキャプテン浅村が先制の2ランを放つと、3回に打者一巡の猛攻で一挙5点を奪った。1死満塁から中村が中犠飛を放って、まず1点を加えると、炭谷が左越えの2点適時二塁打、秋山が左前適時打、源田が中前適時打を放ち、次々と加点。則本を4回でノックアウトした。

 6回には、中村がCS通算8本目の本塁打となる3ランを放ってダメ押し。2桁得点を奪う圧勝で先勝した。2007年にスタートしたCSで、パ・リーグはファースト、ファイナルステージいずれも初戦を勝ったチームが、必ずそのステージを突破している。西武にとっては背中を押すデータ。炎獅子ユニホームを纏ったライオンズが、大きな1勝を掴み取った。

(Full-Count編集部)

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