楽天が痛い黒星発進、エース則本が4回7失点と炎上、“天敵”菊池に今季9敗目
快投する菊池の前に打線は手が出ず
楽天が、エースで痛い星を落とした。14日にメットライフドームで行われた西武とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ初戦。先発したエース則本昂大が大炎上し、4回7安打7失点でノックアウトされ、打線も天敵・菊池雄星の前にゼロ行進。0-10で大敗し、初戦を落とした。
悪夢のような、まさかの光景だった。エースが次々と点を失っていった。初回、いきなり浅村に2ランを浴びて先制点を奪われると、3回には打者一巡の猛攻で一挙5失点。アウトコースに厳しかったこの日のストライクゾーンにも苦しみ、今季ワーストとなる6四死球を与えた。西武打線の勢いを止めることができず、4回でKOされた。
序盤で大量ビハインドを背負った楽天。今季8戦8敗と大の苦手としていた菊池の前に、この点差はあまりにも重かった。9回でわずか5安打しか放てず、スコアボードにはゼロが並ぶ完封負け。2017年、菊池と9度目の対戦となったが、またしても攻略できず、9敗目を喫した。
2007年にスタートしたCS。パ・リーグではこれまでファースト、ファイナルステージいずれも、初戦に勝ったチームがそのステージを突破してきた。初戦に敗れたチームの突破率は0パーセント。初戦を落とし、崖っぷちに立たされた楽天だが、奇跡を起こすことはできるだろうか。
(Full-Count編集部)