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紅白戦の思いがけない副産物、ソフトバンクが秘める左腕王国誕生の可能性

クライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージへ向けて調整を進めているソフトバンク。ペナントレース最終戦となった10月8日の楽天戦(Koboパーク)を終えると、2日間のオフを挟んで、11日から全体練習を再開させた。

2014年ドラフト4位笠谷、2015年育成2巡目の児玉にも期待

 この2人に加え、2014年のドラフト4位・笠谷俊介も、今季成長の跡を見せた1人。オフに和田毅に弟子入りして自主トレを行うと、これが転機となった。8月23日の西武戦(ヤフオクD)で1軍デビューを果たし、今季1軍で3試合に登板。最速も149キロまで伸ばし、ウエスタン・リーグでは13.06の奪三振率をマークしている。12日の紅白戦2戦目に登板した時は1イニング持たずに3失点と炎上したが、来季以降の飛躍が期待される1人である。

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 さらに、この2戦目には、こちらも育成選手の児玉龍也が登板した。2015年の育成ドラフト2巡目。九州国際大付属高から神奈川大学を経て、ソフトバンクへ。高校では楽天・三好匠、DeNA・高城俊人が同級生だった。この児玉は、ややトルネード気味のフォームから左サイドハンドで投げる変則左腕。6回のマウンドに上がると、1安打を打たれたものの、無失点に封じた。こちらは左キラーとして楽しみな存在だ。

 右投手には、3年目までに今年プロ初勝利を挙げた松本裕樹や1軍デビューを果たした高橋純平と小澤怜史、そしてドラフト1位ルーキーの田中正義という好素材がいる。1軍ローテを担う投手も、東浜巨が27歳、千賀滉大が24歳、武田翔太も24歳(千賀の1学年下)と、まだ成長途上の選手ばかりだ。野手の底上げには物足りないところはあるが、投手だけでいえば、将来性豊かな若い力がゴロゴロ。投手王国、左腕王国としての土台は、着々と固められている。そう感じさせられる紅白戦だった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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