2連敗ヤンキース、地区S奇跡再現なるか、指揮官「地元に戻って1勝しよう」

ヤンキースのジョー・ジラルディ監督【写真:Getty Images】
ヤンキースのジョー・ジラルディ監督【写真:Getty Images】

地区Sでは2連敗から破竹の3連勝で突破決める

 ヤンキースは14日(日本時間15日)、敵地でのリーグ優勝決定シリーズ第2戦アストロズ戦に1-2でサヨナラ負けを喫し、2連敗となった。過去リーグ優勝決定シリーズで2連勝スタートを飾った28チームのうち25チームがワールドシリーズにコマを進めているというデータがある中、ヤンキースは早くも窮地へ追い込まれた形だが、試合後、ジラルディ監督は「痛い敗戦」としながらも「以前にもあったこと。私のチームへのメッセージは、さぁ、地元も戻って1勝して、そこから何が起こるか見てみよう、ということだ」と前向きに語った。

 この日はアストロズ先発バーランダーに9回13三振を奪われる快投を許したものの、1-1の接戦で9回裏に突入。ヤンキースは満を持して守護神チャプマンを投入したが、1死一塁からこの日ソロ弾を放っていたコレアに右中間へサヨナラ二塁打を浴び、黒星を喫した。

 ジラルディ監督は、アストロズ勝利の立役者となったバーランダーとコレアについて「2人とも実にいい選手たち」と脱帽すると同時に、2試合でわずか4失点ながら2連敗したことに「何とも言えない気分。これ以上ない投球をしてくれているのだが」とこぼした。

 だが、希望を失ったわけではない。同じく2連敗スタートで絶体絶命に追い込まれた地区シリーズでは、田中将大の快投で勝利した第3戦で一気に流れを引き寄せ、破竹の3連勝でシリーズを突破する奇跡を生んだ。リーグ優勝決定シリーズは4勝勝ち抜けのため、2連敗でもまだ徳俵に足が掛かった状態ではない。さらに、第3戦からは本拠地ニューヨークに戻って3連戦が行われる。

 地区シリーズ第3戦も本拠地開催だったこともあり、ジラルディ監督は「さぁ、地元も戻って1勝して、そこから何が起こるか見てみよう」と、地区シリーズで起きた奇跡の再現を願った。

 16日(同15日)に行われる第3戦は、ヤンキースは左腕サバシア、アストロズは右腕モートンが先発マウンドに上がる。地区シリーズの再現を目指すヤンキースが勝利するのか、アストロズが一気に王手を掛けるのか、注目だ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY