勝利を呼ぶ完璧救援、PS2勝目の前田健太「明日も勝って優位に進めたい」

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

わずか5球で打者3人を退治「なんとか抑えることができました」

 14日(日本時間15日)に行われたカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦で、1回を無安打無失点と完璧救援を見せ、ポストシーズン(PS)2勝目を飾ったドジャース前田健太投手。わずか5球で打者3人を退ける間に、味方打線が勝ち越しに成功し、白星を手に入れた。試合後、テレビインタビューを受けた右腕は「5球しか投げてないですけど、なんとか抑えることができました」と笑顔を見せた。

 同点の6回1死にマウンドに上がると、わずか4球で2アウトを記録する好投。その直後、テイラーが勝ち越し弾を放つ呼び水となった。7回のマウンドに戻ると、今度は1球で1死を記録して降板。マウンドを後続に託した。

 昨年の世界一カブスを相手に堂々たるピッチングを披露した前田は「とにかく任されたイニングをしっかり抑えることができたのでよかったと思います」とホッとした様子。降板時には、地元ファンからスタンディングオベーションが沸き上がり、「だんだん声援が大きくなってきてますし、今日もたくさん声援をもらったので、期待してもらっているんだなとうれしいです」と声を弾ませた。

 地区シリーズ第1戦に続く今季PS2勝目を飾った右腕。不慣れな救援という役割ながら、すっかり勝利の方程式の一員に組み込まれ、「明日も勝って優位に進めていけるように頑張りたいと思います」と第2戦以降に向けて意気込んだ。

(Full-Count編集部)

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