西武、CS初戦勝利で敗退はパ初 大勝→連敗、リーグ2位でのCSは全4度敗退
第1戦は0-10で勝利も、第3戦はミスで追加点を献上し…
西武は先に王手をかけながら、ソフトバンクとのファイナルステージ進出を逃した。16日、本拠地メットライフドームで行われた楽天とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦。初戦に勝利していたリーグ2位の西武は2-5で惜敗して連敗となり、1勝2敗で敗退が決まった。
序盤のビハインドが最後まで尾を引いた。初回、先発の野上が3つの四球で2死満塁とされると、遊撃へのゴロが適時内野安打となり、先制点を献上。4回には無死二塁から右腕が暴投。さらにボールを女房役の炭谷が見失い、一気に二塁走者ウィーラーの生還を許してしまい、リードを2点に広げられた。
初戦に10点を奪った打線は、楽天投手陣をつかまえきれなかった。初回先頭の秋山が右中間を破る三塁打を放ったが、源田が浅い左飛、森、山川は空振り三振と相次いで凡退し、反撃ならず。5回に栗山、中村の連打、炭谷の犠飛で1点を返して美馬をマウンドから引きずり下ろしたが、そこからは、楽天リリーフ陣の継投の前にあと1点が遠く。8回にはシュリッターがウィーラーにソロ、枡田に2ランを浴び、追加点を許した。
9回に浅村のソロ弾で1点を返したものの、連敗でファイナルステージ進出を逃した西武。2007年からスタートしたCSで、パ・リーグではファーストステージ、ファイナルステージいずれも初戦で勝利したチームがそのステージを突破していたが、初戦に勝ちながら敗退した初のチームに。さらに、リーグ2位でCSに臨んだシーズンは2010年、2012年、2013年と過去にも3度あったが、全てでファーストステージで敗退となった。
(Full-Count編集部)