ヤンキースがWS進出王手へ1点先制、田中将大は3回2安打無失点と好投続く

アストロズ戦先発・ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
アストロズ戦先発・ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

2回2死二塁からバードが右翼へ先制タイムリー

 ヤンキースは18日(日本時間19日)、本拠地で行われたアストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦で先制に成功した。勝てば2009年以来となるワールドシリーズ進出に王手が掛かる大一番で、今季ポストシーズン(PS)で活躍中のバードが先制タイムリー。先発マウンドに上がった田中将大投手も、3回まで“天敵”アストロズ打線を2安打無失点に抑えている。

 第1戦で封じ込められたアストロズ先発カイケルから、貴重な先制点を奪った。2回2死からカストロが左中間へ二塁打を放つと、今季PSで活躍するバードが右翼線へ打球を運び、1点先制に成功した。

 試合前、ジラルディ監督は「カイケルはほとんどミスをしない。こちらもパーフェクトに戦わないと勝てない」と敵先発を警戒したが、その言葉通り、小さな綻びを見逃さずに畳みかけ、先手を打った。

 田中は初回から低めに集める丁寧なピッチングを披露。1回は2死からアルトゥーベに三塁へゴロを打たせたが、これをフレイザーが捕球ミス。嫌な走者を出したが、続くコレアを三ゴロに打ち取った。2回は先頭グリエルに左翼線へ二塁打を許したが、後続3人を打ち取って無失点。3回も1死からスプリンガーを中飛に打ち取ったかに見えたが、中堅ヒックスと二塁カストロが打球を見合って捕球できず。不運なヒットとなったが、レディックを一ゴロ、アルトゥーベを三ゴロに打ち取り、傷口を広げなかった。

 毎回走者を背負いながらも、連打で続かせず。打線がくれた貴重な1点を守り抜いている。

(Full-Count編集部)

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