アストロズ左腕カイケルが5回途中KO降板、“お得意様”ヤンキースに4失点
味方打線は好投する田中を打てず援護ゼロ
アストロズのエース左腕カイケルが、まさかの5回途中KO降板となった。18日(日本時間19日)に敵地で行われたヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦に先発。これまで得意としてきたヤンキース打線に打ち込まれた。
第1戦に続き、ヤンキース田中将大投手と投げ合ったこの日。2回に2連打で1点を先制されると、3回にはジャッジの左翼線二塁打で2点目を許した。4回は3者凡退としたが、5回に1死からヘッドリーを三塁内野安打と味方失策で二塁まで進めると、2死一、二塁からサンチェスに左翼へタイムリーを運ばれて1失点。なおも2死一、三塁からグレゴリアスの打球が二塁脇を抜けてセンターへ転がり、この間に4点目が加わった。
ここでたまらずアストロズのヒンチ監督が登場し、投手交代。カイケルは4回2/3を7安打1四球8奪三振4失点(自責4)で無念のKO降板となった。
カイケルは今シリーズ初戦で7回無失点に抑えていたように、今季ヤンキース戦では2戦に投げ、2勝無敗、無失点と“お得意様”としていた。打線は好投する田中の前に沈黙し、珍しく苦しむエース左腕を援護できなかった。