楽天競り負け、則本がまた誤算で5失点 梨田監督「ノリでダメなら、岸に」
点の取り合いに敗れてソフトBに初白星献上「今日のことは忘れて、明日から」
楽天が、点の取り合いとなった接戦に競り負けた。20日、敵地ヤフオクドームでのソフトバンクとのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第3戦。連勝でこの試合を迎え、勝てば、日本シリーズ進出に王手をかける楽天だったが、同点で迎えた8回に、セットアッパーの福山が中村晃に勝ち越し2ランを許して敗れた。
ソフトバンクに初白星を許した梨田昌孝監督は「サブ(福山)しかいないと。連投しているので疲れもあったと思う。今日のことは忘れて、明日から切り替えていきます」と語った。
4回7失点でノックアウトされた10月14日の西武とのファーストステージ初戦から中5日での先発となった則本が誤算だった。初回に2点を失うと、3回にも3失点。4回以降は立ち直って7回までゼロを並べたが、序盤の5点は痛かった。
打線は奮起して、ソフトバンク先発の和田を攻略。5回にアマダーに2ランが飛び出るなど、2桁10安打で5点を奪い、2度のビハインドを跳ね返す粘りを見せた。
これで2勝2敗となり、梨田監督は「相手の和田もそうだけど、立ち上がりは難しいんだなと。そういう感じはした。ノリ(則本)でダメだったら、明日岸に頑張ってもらうしかないので」と、21日の第4戦で先発する岸に期待していた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)