早くも注目浴びる田中将大の去就 契約破棄か否か、米紙「決断がヤ軍に迫る」
契約破棄か否か―「タナカの決断がヤ軍に迫る」
ヤンキースは21日(日本時間22日)、敵地で行われたアストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第7戦で0-4で敗れ、対戦成績3勝4敗で2009年シーズン以来となるワールドシリーズ進出を逃した。この日ダグアウトで終戦の瞬間を迎えた田中将大投手はポストシーズンで3試合に先発し、20回を投げ2失点、防御率0.90と圧倒的な成績を残した。今季限りでオプトアウト(契約破棄)する権利を持つ日本人右腕の去就問題について、米メディアは早くも注目。終戦直後から「マサヒロ・タナカの決断がヤンキースに迫る」と特集している。
ワイルドカードゲームから“下剋上”でア・リーグ優勝決定シリーズまで勝ち上がったヤンキース。アストロズに3勝2敗と王手をかけながら痛恨の2連敗で8年ぶりとなるワールドシリーズ進出を逃した。その直後からニューヨークメディアは早くもストーブリーグモードに突入。ポストシーズンで一気に株価を高めた日本人右腕の去就に注目している。
2014年1月にヤンキースと7年総額1億5500万ドル(約174億5100万円)の大型契約を結んだ田中は2017年シーズンを終えた後に契約を破棄してフリーエージェント(FA)になれるオプトアウト権を持っている。
この日の試合後、ESPNは今オフ契約を破棄できる権利を持つ田中に対するヤンキースの方針をレポート。「アレックス・ロドリゲスとCCサバシアへの支払い終了に伴い、ヤンキースは軍資金を手にすることになる。マサヒロ・タナカがオプトアウトするかは不透明だ。ヤンキースは彼の残留を希望しているが、もしも(FAで)マーケットに出た場合、いかなる代償を払っても、というわけではない」と伝えている。