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富士大、執念実る 東北福祉大にリベンジ&決勝へ 小林主将「報われた」

第48回明治神宮野球大会の出場をかけた第9回東北地区大学野球代表決定戦が21日、岩手県・花巻市営球場で始まった。東北地方の大学3連盟から代表4校が出場。第2試合では6月の東北地区大学野球選手権大会優勝の東北福祉大と北東北大学野球連盟代表の富士大が対戦し、タイブレーク延長10回の末、富士大が5-4でサヨナラ勝ち。決勝進出を決めた。

決勝では仙台大と激突、豊田監督「うちは捨て身」

「7-0から(逆転負けして)3か月半。とにかく、福祉大とやるということを目標にしてきた。そして、(出場が)決まった時には絶対に勝つんだという思いで日々、全力で抜くことなく練習してきた。その練習の姿勢が最後は出たかなと思います。気持ちで最後は勝れたかなと思います」と豊田監督。小林主将によると、富士大はグラウンドのトイレに6月に敗れた時のスコアや新聞記事を貼り、悔しさを忘れないようにしてきたという。高校野球でよくある光景だけに「高校生みたいですけど」と笑いながらも「報われましたね」と安堵。「こういう場面で負けていたので、粘り勝つという雰囲気が出ていた。みんなに感謝です」と話した。

 2年前の代表決定戦決勝でも富士大は東北福祉大に延長10回の末、4-5で敗れていた。その時、東北福祉大のマウンドにいたのが2年生だった鈴木。豊田監督は「1アウト満塁で長田(駿介、現4年・東北)がファーストゴロのゲッツー。その時もピッチャーが鈴木くん。いろんな思いが重なっての今日のゲームだった」と、この日にかけていたもう1つの思いも明かした。 

 リーグ戦終了から1か月が空いての大会だっただけに「1か月はマイナスでもあり、プラスだとも思った」と指揮官。10月上旬には1週間の振り込みと守り込みを敢行し、「調整ではなく、体を追い込んでやってきた」という。その後、関東遠征に出かけ、立教大、JX-ENEOS、JFE東日本とのオープン戦で大会に合わせてきた。

 2年連続の明治神宮大会出場まであと1つ。決勝の相手は昨年と同じ仙台大だ。リーグ戦を完全優勝で勝ち上がってきただけに、「(仙台大は)勢いがある。(リーグ戦から)今日で11連勝ですからね。うちは捨て身。今日のゲームのように最後まで諦めずに全力で自分たちの野球をやるだけ」と豊田監督。小林主将も「勝てればいいので」と短い言葉に気持ちを込めた。 

(高橋昌江 / Masae Takahashi)

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