鷹サファテ、家族記念日に連続S&胴上げ投手に 「家族のサポート」に感謝

会見に出席したソフトバンク・サファテ【写真:藤浦一都】
会見に出席したソフトバンク・サファテ【写真:藤浦一都】

リーグ優勝に次ぐ胴上げ投手に「言葉では表現できない感情」

 22日、ソフトバンクはクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージの突破を決め、日本シリーズへと駒を進めた。7-0 の大差であっても“胴上げ投手”はやはりサファテだ。9回1死からマウンドに上がると、簡単に2つのアウトを奪ってゲームを締めた。

 ウイニングボールが松田宣浩のグラブに収まると、ベンチから選手たちが一斉に守護神のもとに駆け寄った。メットライフドームでのリーグ優勝に続いて、この日も歓喜の輪の中心にいたのは守護神のサファテだ。キング・オブ・クローザーとして、幾度もマウンドで勝利の瞬間を迎えたサファテにとっても胴上げ投手は特別な思いがこみ上げるという。

「これ以上にないもの。みんなが自分のもとに駆け寄ってくる時の笑顔に喜びを感じるし、春のキャンプからやってきたことがものになったというか、本当に言葉では表現できない感情です」

 CSでようやく出番が来たのは3戦目。2点差の場面をしっかりと3者凡退に抑えて今年55個目のセーブを記録。続く4戦目では8回2死からアマダーと対峙し、そこからの4つのアウトをすべて空振り三振で奪ってみせた。そして5戦目は大差の中で9回1死からの登板。シーズンとは違う起用方法も短期決戦ならではだが、サファテは「自分でも準備はできていた」とクールに語る。 

「どの場面でも監督に行けと言われたところで結果を残すのが自分の仕事。それがしっかりできたと思います。連敗して『どうしたんだ』と思われたかもしれませんが、こうやって自分たちのプレーができれば結果はついてくると思っていました」

 この5試合、サファテをはじめとするブルペン陣の活躍は素晴らしかった。楽天打線に対してトータル16回1/3を無失点だ。サファテはそんなブルペン陣の兄貴分的存在として、このシリーズもひっぱってきた。会見でインタビュアーに「すごいブルペン陣ですね」と振られると、サファテは日本語で「ソウデスネ~」と答えて笑いを誘った。

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