ダルビッシュWS第3戦先発と監督発表「スケジュール通りで投げさせたい」
敵地では4勝1敗、防御率2.16と好相性
ドジャースのダルビッシュ有投手が27日(日本時間28日)に敵地で行われるアストロズとのワールドシリーズ第3戦に先発することが決まった。22日(同23日)の会見で、ロバーツ監督が明らかにした。
アストロズがア・リーグ覇者になった翌日、ドジャースは本拠地で全体練習を行った。記者会見に臨んだロバーツ監督は「リッチ(・ヒル)が第2戦、ユウが第3戦に先発する」と明言。ア・リーグ覇者が決まる以前は、第2戦と第3戦の先発をヒルかダルビッシュかで決めかねていたが、対戦相手が決まったことで地区シリーズから続く“順番”を変えない決断を下した。
指揮官は「何よりも、スケジュール通りに起用したかった」と、地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズで、いずれも初戦から3連勝を飾ったカーショー、ヒル、ダルビッシュの先発トリオのリズムを崩さず、勢いをそのままにぶつけたかったようだ。同時に舞台となる「球場」の要素も少なからず影響を与えたという。
今季途中までレンジャーズで5年半を過ごしたダルビッシュにとって、同地区ライバルだったアストロズは勝手知ったる相手。敵地ミニッツメイドパークでも、通算6試合に投げ、4勝1敗、防御率2.16の好成績を収めている。2013年の開幕戦では9回2死まで無安打無四球無失点の“完全未遂”を演じた舞台で、今季も6月12日に先発した際は、7回を1安打1失点で白星を飾っている。
ポストシーズンは本拠地ファンが作り上げる球場の雰囲気が、見えない力となってチームを後押しする場面が多い。本拠地から敵地に舞台を移しての初戦。アストロズに流れを渡さない好投を期待したい。
(Full-Count編集部)