パ・リーグのドラフト会議10年の変遷、あの選手は何年組?【千葉ロッテ編】

ロッテ・鈴木大地【写真:編集部】
ロッテ・鈴木大地【写真:編集部】

2011年はキャプテン鈴木大地が入団

【2011年】
1位:藤岡貴裕(投手・東洋大)
2位:中後悠平(投手・近畿大)
3位:鈴木大地(内野手・東洋大)
4位:益田直也(投手・関西国際大)

 鈴木選手は今季、キャプテンとしてチームをけん引。自己最多となる11本塁打を記録した。2013年、2016年には遊撃手部門でベストナインを受賞。

【2012年】
1位:松永昂大(投手・大阪ガス)
2位:川満寛弥(投手・九州共立大)
3位:田村龍弘(捕手・光星学院高)
4位:加藤翔平(外野手・上武大)

 田村選手は23歳という若さながら正捕手の座に就く。2016年にはベストナインとベストバッテリー賞を受賞。今季は自己最多の131試合に出場した。加藤選手は後半戦のリードオフマン。ルーキーイヤーにはプロ初打席初球本塁打という鮮烈なデビューを飾った。

【2013年】
1位:石川歩(投手・東京ガス)
2位:吉田裕太(捕手・立正大)
3位:三木亮(内野手・上武大)
4位:吉原正平(投手・日本生命)
5位:井上晴哉(内野手・日本生命)
6位:二木康太(投手・鹿児島情報高)
育成1巡目:肘井竜蔵(捕手・北条高)

 石川投手は2014年の新人王。2016年には最優秀防御率のタイトルを獲得している。三木選手は今季、正遊撃手としてシュアな打撃と堅実な守備でチームに貢献。二木投手は、安定した投球でチーム最多の7勝をマークした。

【2014年】
1位:中村奨吾(内野手・早大)
2位:田中英祐(投手・京大)
3位:岩下大輝(投手・星稜高)
4位:寺嶋寛大(捕手・創価大)
5位:香月一也(内野手・大阪桐蔭高)
6位:宮崎敦次(投手・広島国際学院大)
7位:脇本直人(外野手・健大高崎高)

 中村選手は今季序盤打撃不振に苦しんだものの、後半戦は成績を安定させ、自己最多となる9本塁打を放った。来季はミスターマリーンズの背番号「8」が似合う男を目指す。

【2015年】
1位:平沢大河(内野手・仙台育英高)
2位:関谷亮太(投手・JR東日本)
3位:成田翔(投手・秋田商高)
4位:東條大樹(投手・JR東日本)
5位:原嵩(投手・専大松戸高)
6位:信樂晃史(投手・宮崎梅田学園)
7位:高野圭佑(投手・JR西日本)
育成1巡目:大木貴将(内野手・香川オリーブガイナーズ)
育成2巡目:柿沼友哉(捕手・日本大国際関係学部)

 成田投手は2年目の今季、プロ初先発登板を果たす。公式戦通算10万号というメモリアル弾を浴びてしまったが、その苦い経験を来季への糧にしたい。

【2016年】
1位:佐々木千隼(投手・桜美林大)
2位:酒居知史(投手・大阪ガス)
3位:島孝明(投手・東海大市原望洋高)
4位:土肥星也(投手・大阪ガス)
5位:有吉優樹(投手・九州三菱自動車)
6位:種市篤暉(投手・八戸工大一高)
7位:宗接唯人(捕手・亜大)
育成1巡目:安江嘉純(投手・石川ミリオンスターズ)
育成2巡目:菅原祥太(外野手・日本ウェルネススポーツ大)

 佐々木投手は今季4勝7敗ながらも、一度登録を抹消され、再昇格を果たした後の安定感は抜群で、来季に大きな期待が持てる。酒居投手は先発9試合で5勝、うち2勝を完投で飾った。有吉投手は中継ぎとして53試合に登板。来季も中継ぎ陣の柱になりたい。

 以上、千葉ロッテの過去10年のドラフトを振り返った。俊足の好打者が多く名を連ねるが、生え抜きの和製大砲の台頭も待ち遠しいところ。2017年のドラフトも注目したい。

【動画】2013年ドラ3二木の快投劇…ストレートは抜群のノビ!

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