いよいよ相手が決定 ソフトB工藤監督、DeNAは「打撃のチームかなと思う」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

ラミレス監督とは旧知の仲「現役時代はよく打たれました」、采配は「短期決戦ならではの継投」

 25日、ソフトバンクは前日に続いてヤフオクドームで全体練習を行った。28日に開幕する日本シリーズの相手も決まり、練習前には工藤公康監督が選手たちに向かって「相手も決まった。自分のことをしっかりやろう。1つ1つを大事にすることで自分たちの力が出せる」と訓示した。

 日本一を争う相手は横浜DeNA。広島とのCSを「2試合見た」という工藤監督はDeNAの印象をこう語った。

「基本的には打撃のチームなのかなと思います。3点、2点と取られた中でもすぐにそれをカバーできる。(ラミレス監督の采配は)短期決戦ならではの継投もあるかなと思う。うまく右と左の投手を使い分けていましたね」

 工藤監督自身もかつて在籍した古巣との対決となるが「シーズン中も(交流戦で)やってるからね」と特別な思い入れはない。ただ、横浜という場所で戦うことには少し思うところがあるようで「個人的には横浜という街にお世話になっているし、家族も住んでいる。こうやって横浜に戻って戦えるのも1つの縁なのかなと思います。(横浜スタジアムは自宅から)歩いて5分。本当は家から通える」と笑った。

 また、ラミレス監督とは「名球会でも互いにカタコトの日本語とカタコトの英語で挨拶する仲」という工藤監督。「現役時代はよく打たれました」とかつての対決に思いを馳せながら、「こちらはCSを勝ち抜いたパ・リーグの代表としてセ・リーグ代表のDeNAさんと戦う。日本中の野球ファンが喜ぶような試合をしたいと思います」と決意を新たにした。

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