アストロズ延長11回劇的勝利で1勝1敗 両軍合わせて8本塁打はWS新記録
9回に同点弾、10回に2連発、11回に決勝2点弾の波状攻撃
アストロズが25日(日本時間26日)、敵地で行われたドジャースとのワールドシリーズ(WS)第2戦に延長11回の熱戦の末、劇的勝利を収めた。1点ビハインドの9回にゴンザレスが起死回生の同点弾を放つと、延長10回にはアルトゥーベとコレアのアベック弾で一時は2点勝ち越しに成功。10回2死から同点に追いつかれたが、延長11回にスプリンガーが値千金の決勝2点弾。9回から両軍合わせて6本塁打が飛び出した空中戦を7-6で制し、対戦成績を1勝1敗とした。1試合両軍計8本塁打はワールドシリーズ記録となった。
3回にブレグマンのタイムリーで1点を先制したアストロズだが、4回まで無安打無失点と快投を続けたバーランダーが、5回にピーダーソンに同点弾、6回にシーガーに勝ち越しの2点弾を浴びる。
1-3と2点ビハインドのまま試合は終盤へ。流れは完全にドジャースに傾いたかと思われたが、8回にブレグマンの二塁打から1死三塁の好機を生むと、コレアが中前タイムリーで1点差に詰め寄る。すると、9回に先頭ゴンザレスが、ドジャース守護神ジャンセンから起死回生の同点ソロを一閃。試合を振り出しに戻した。
一気に流れをつかみ返したアストロズは、延長10回に先頭アルトゥーベがドジャース7番手フィールズから左中間へ勝ち越しソロ弾。続くコレアも左中間へのソロ弾で続くアベック弾で2点勝ち越しに成功した。
10回裏、守護神ジャイルズが先頭プイグにソロ弾を浴び、1点差に詰め寄られる。すると2死二塁からヘルナンデスに同点タイムリーを右翼へ運ばれ、試合は延長11回に突入する。
11回、途中出場のメイビンが中前打と盗塁で無死二塁と好機を作ると、スプリンガーが右中間へ勝ち越し2ランホームラン。その裏にカルバーソンがソロ弾を放つもドジャースは追いつくことが出来ず、9回から両軍合わせて6本塁打が飛び出した空中戦をアストロズが制した。
劇的な勝利を飾ったアストロズは、勝利の勢いもそのままに、27日(同28日)第3戦からPS無敗の本拠地に戦いの舞台を移す。