防御率0.00の前田健太を名投手も絶賛「右打者を支配」「圧巻のスライダー」

「右打者相手の奪三振率は42%」―自身もスライダーを武器としたスモルツ氏は称賛

 この試合までポストシーズンで無安打無四球無失点と圧巻の投球を続けていた前田について、オールスター明けから充実のパフォーマンスを続けていると評価。すると、実況は「彼はポストシーズンで対峙した打者15人を打ち取っています。9月21日から右打者は25打数被安打1、10奪三振という成績です」と凄まじいデータを紹介。ポストシーズンでも、打ち取った15打者のうち14人が右打者だった。

 ロバーツ監督が「右打者キラー」と命名した前田。無敵の理由をスモルツ氏は「ファストボールをもっと投げさせたいのですが、彼には優秀な圧巻のスライダーがあります。そこで右打者を支配しているのです」と説明。現役時代には急激な縦変化を見せるスライダーで三振の山を築いた右腕は「オールスター以降、マエダの右打者相手の奪三振率は42%。これはメジャー最高の数字です」とデータで前田の凄みについて力説した。

 5回は見事に3者凡退に抑えた前田は、6回先頭打者コレアにPS初安打を許したが、続くグリエルをファールフライに抑えたところでお役御免。3番手ワトソンがマッキャンを二ゴロ併殺打に仕留めた。ドジャースは絶対守護神ジャンセンが打たれる想定外の敗戦となったが、球界のレジェンドからも称賛される日本人右腕はPSで防御率0.00をキープしている。

(Full-Count編集部)

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