「ダルビッシュがヒーロー」 差別行為のグリエルを「救った」と米紙が称賛
WSではなく来季出場停止は「正しい判断」、ダルビッシュは「ベースボールを救った」
WSではペナルティが発効しないというMLB側の決定について、記事では「手ぬるいとみる人もいるだろう」と分析。しかし、WSでグリエルに出場停止処分が下った場合、選手協会が異議申し立てを行い、処分確定まで試合に出場することになっていたであろうというシナリオを予想。WS出場停止は歴史的な処分となる上に、アストロズのチームメートにとって「アンフェア」だとマンフレッド氏が語ったという3点から、今回の決定を「正しい判断」と評価している。
そして、この裁定に導いたのはダルビッシュの寛容さだったとも指摘している。
記事では「彼はこのドラマのヒーローとして現れた。毅然とした態度でグリエルの謝罪を受け入れることを選んだのだ」と称賛。もしダルビッシュが激昂するようなことがあれば、日本の野球ファンからのさらなる抗議も予想された。メジャーリーグと野球の国際的なイメージダウンの恐れもあっただけに、「ユウ・ダルビッシュはベースボールを救った。我々全てを救ったのだ」とも称えている。
第3戦ではよもやの4失点で敗戦投手となったダルビッシュだが、人種差別行為を受けた後の言動からアメリカで称賛を集めている。
(Full-Count編集部)