日本シリーズ連敗のDeNAは、本拠地ハマスタで息を吹き返すか?

DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】
DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】

DeNAは敵地で連敗スタートも…プロ野球でも本拠地チームが強い傾向

 日本シリーズは10月31日からの3日間は、DeNAの本拠地・横浜スタジアムに舞台を移して行われる。

 ソフトバンクは、本拠地ヤフオクドームで連勝。一部に青色のDeNA応援団がいたものの、ヤフオクドームの観客席は、圧倒的に黄色に染まった。実力に加えて、ホームゲームでの、観客の熱狂的な声援も連勝の後押しをしたと思われる。

 実はプロ野球でもホームチームの方が強い傾向がある。

 ソフトバンクのレギュラーシーズンのホームゲームの勝敗を、過去10年にわたって調べた。()は、シーズン勝利数に占める、ホームゲームの勝利数。

2017年 52勝20敗0分 勝率.722(55.3%)
2016年 40勝28敗3分 勝率.588(48.2%)
2015年 44勝25敗3分 勝率.638(48.9%)
2014年 45勝24敗3分 勝率.652(57.7%)
2013年 37勝34敗1分 勝率.521(50.7%)
2012年 37勝30敗5分 勝率.552(55.2%)
2011年 49勝20敗3分 勝率.710(55.7%)
2010年 43勝27敗1分 勝率.614(56.6%)
2009年 40勝28敗4分 勝率.588(54.1%)
2008年 36勝33敗1分 勝率.522(56.3%)
計 423勝269敗24分 勝率.611(53.8%)

 2015、2016年とホームゲームの勝利数が5割を切ったシーズンがあったが、他の8年は5割を超えている。過去10年で、全勝利数に占めるホームゲームでの勝利数の比率は53.8%。ホームアドバンテージは確かに存在すると言えるだろう。圧倒的な応援団の存在、「勝手知ったる球場」という心の余裕などがこの優位を生むのではないか。
 日本シリーズでの2勝も、ホームアドバンテージを考えれば「想定内」ということができよう。

最近3年は本拠地で勝利比率50.9%のDeNA

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