ソフトB、3連勝で2年ぶり日本一へ王手 3戦連続先制→鉄壁救援陣で逃げ切り
11月1日にも日本一決定、内川が先制打&高谷2点打で追加点
ソフトバンクが2年ぶりの日本一に王手をかけた。敵地・横浜スタジアムに舞台を移して迎えた31日の日本シリーズ第3戦。2連勝で敵地へと乗り込んだパ・リーグ王者が、息詰まる大熱戦を制して3連勝を決めた。対戦成績を3勝0敗とし、11月1日の第4戦にも目指してきた日本一に輝く可能性が出てきた。
またしても先手を奪った。初回。先頭の柳田が二塁手・柴田の横を抜く右前安打で出塁し、今宮の3球目に盗塁を決める。今宮の犠打で三塁へと進むと、この日は内川がウィーランドの高めに浮いたカーブをはじき返し、右越えの適時二塁打。初戦、第2戦に続き、3試合連続で初回に先制点を奪った。
4回には1死二、三塁で高谷が中前へ2点適時打を放って、リードを3点へと広げる。先発の武田は制球に苦しみながらの投球となり、4回裏にロペスに左翼ポール際へのソロ本塁打を被弾。1点を返され、5回途中2安打5四死球1失点で降板となった。
さらに6回、2番手の石川が筒香に四球、宮崎に中前安打を浴び、嶺井の犠打で1死二、三塁とされ、左の柴田を迎えたところでマウンドに上がった3番手・嘉弥真は12球粘られた末に、四球を与えて満塁に。4番手・森が倉本に粘られた末の12球目を二塁への適時内野安打とされ1点差に迫られたが、桑原を右飛に打ち取り、窮地を脱した。
シーズン中、6回終了時点でリードしていた試合は76勝3敗だったソフトバンク。この日も7回をモイネロ、8回を岩嵜が無失点に封じ、9回は当然、守護神のサファテがマウンドへ。今季54セーブをマークした「キング・オブ・クローザー」がDeNA打線の反撃を封じ、逃げ切った。
(Full-Count編集部)