人種差別行為のグリエルに敵地ファンから大ブーイング、第1打席は一邪飛
第3戦でアジア系の人々を侮辱する行為で来季5試合の出場停止処分
元DeNAでアストロズのユリエスキ・グリエル内野手が31日(日本時間11月1日)、敵地で行われているドジャースとのワールドシリーズ(WS)第6戦に「5番・一塁」で先発。第1打席で敵地ファンから大ブーイングの嵐を浴びた。
グリエルは、第3戦の2回にドジャース先発ダルビッシュから先制ソロを放った後、ダグアウトで両目尻をつり上げる仕草を見せ、アジア系の人々を侮辱する差別行為として来季開幕から5試合の出場停止処分を受けた。ダルビッシュは「誰も完璧な人はいない。間違いから学び、前に進めればいい」と寛容な対応を見せていたが、ドジャースファンにはアジア系の人々も多く、簡単に受け流してはくれなかったようだ。
0-0で迎えた2回、グリエルの名前がコールされ、先頭打者として打席に向かうと、球場を埋めた5万人を超える観客から一斉に大ブーイングを浴びせられた。カウント2-2から5球目で一塁ファウルフライに倒れると、ブーイングは大歓声に変わった。
アストロズが3勝2敗と球団史上初のワールドシリーズ制覇に王手を掛けて迎えた第6戦。アストロズ先発バーランダー、ドジャース先発ヒルが両者ともに順調な立ち上がりを見せている。
(Full-Count編集部)