ダルビッシュ攻略で世界一も、敵将は敬意「素晴らしい投手に変わりはない」

試合前には「ダルビッシュからは1点しかとれないかもしれないな、と言っていた」

 その上で「球種を絞って、自分の打ちやすいコースを見極め、最大限ストライクゾーンに的を絞らなければならない。彼の投げる球に正直に食らいつこうとすると、彼が有利になる。彼の変化球を打たせられても、同じく彼に有利になる。だから、自分自身をしっかりコントロールしなければならないんだ。我々はそれができていたから、甘い球をしっかり捉えてダメージを与えることができたんだ。(今シリーズで彼と対戦した)2試合ともね」と明かしている。

 そして、この“攻略法”は当たった。もしダルビッシュが長いイニングを投げていれば、その後にカーショー、ジャンセンが控えている状況だっただけに、アストロズも追い込まれていたはず。だが、それを許さなかった。

「1戦目では多くの長打から得点した。今日は、ジョージ(スプリンガー)が大爆発していたからね。ダルビッシュのような最高級のピッチャーに対して奪った最初の何点かに関して言えば、我々のプランは彼を苦しい状況に追い込み、良いバッティングをする事だった。彼が何回まで投げるか我々にはわからなかった。相手はピッチャー起用に関しては最もクリエイティブなチームだからね」

 試合前には「ダルビッシュからは1点しかとれないかもしれないな、と言っていたんだ」と振り返った指揮官は「まさかあんなに得点するなんてね」とも話した。「攻撃に関しては、とにかく甘い球を狙うことだった」。ドジャースが世界一を狙うために補強した右腕を見事に打ち崩し、頂点へと駆け上がった。

(Full-Count編集部)

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