助っ人の出来でAクラス&Bクラスの明暗 2017年外国人選手査定、セ・リーグ編

中日、ヤクルトは…

【中日】
〇打者
ゲレーロ 130試469打数131安35本86点1盗 打率.279 RC 83.44
ビシエド 87試332打数83安18本49点4盗 打率.250 RC 46.93
〇投手
ジョーダン 18試6勝4敗0S0H 74.1回 防御率2.30 PR 101.84
ロンドン 4試0勝0敗0S0H 4.2回 防御率5.79 PR -9.89
バルデス 23試6勝9敗0S0H 146回 防御率3.76 PR -13.14
アラウホ 6試1勝0敗0S0H 8.1回 防御率6.48 PR -23.42

 ゲレーロは本塁打王に。他球団への移籍の可能性も浮上している。2年目のビシエドは米市民権の取得手続きで1か月戦線離脱。成績も今一つだった。ジョーダンは投げた試合では好投したが、シーズン通して活躍することはできず。間もなく40歳になるバルデスは前半戦は好投したが、スタミナが続かなかった。

【ヤクルト】
〇打者
バレンティン 125試445打数113安32本80点0盗 打率.254 RC 76.7
リベロ 54試200打数43安6本21点0盗 打率.215 RC15.07
グリーン 25試72打数14安2本8点0盗 打率.194 RC5.94
〇投手
ルーキ 61試4勝6敗7S22H 60.2回 防御率2.97 PR 42.47
ギルメット 28試1勝1敗0S2H 54.2回 防御率3.62 PR 2.73
ブキャナン 25試6勝13敗0S0H 159.2回 防御率3.66 PR 1.6
オーレンドルフ 4試0勝1敗0S0H 18回 防御率5.50 PR -32.94

 バレンティンは不振のヤクルト打線にあって中軸の働きをした。2015年のヤクルト優勝時には外国人投手を中心とした「勝利の方程式」ができていたが、今季はルーキがセットアッパーとして活躍したものの枚数が足りなかった。先発ではブキャナンが大きく負け越しながらも規定投球回数に到達。

 こうしてみるとセ・パ両リーグともに外国人選手が活躍したチームがポストシーズンに進出している。来年も「助っ人」がペナントレースの大きなカギになるのは間違いないだろう。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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