アストロズ打者がダルビッシュの“癖読み”完全否定「できたら最高だったけど」
攻守で貢献のブレグマン「僕たちは全然知らなかったんだ」
今季メジャーは、アストロズが球団史上初のワールドシリーズ制覇を果たし、幕を閉じた。ドジャースと戦った頂上決戦は第7戦までもつれる混戦模様。シーズン途中にレンジャーズからドジャースへトレード移籍したダルビッシュ有投手は、第3戦と第7戦に先発したが、いずれも2回途中にノックアウトされ、敗戦投手となっていた。
地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズでは圧巻の投球を見せながら、大舞台では大崩れした右腕について、元ヤンキースのアレックス・ロドリゲス氏らは球種が読まれていたと分析。乱調の一因になったと主張していたが、アストロズのアレックス・ブレグマン内野手は「(球種は)分かっていなかった」と完全否定している。米スポーツ誌「スポーツ・イラストレーティッド」公式サイトのインタビューで明かしている。
ブレグマンはポストシーズンで打率.208に終わったが、4本塁打、10打点と長打力でチームの躍進に貢献。三塁の守備では、強気な本塁送球で二度も失点を阻止するなど輝きを放った。
今年のワールドシリーズでは「滑るボール」も大きな話題に。ダルビッシュやアストロズのジャスティン・バーランダー投手らはボールが滑り、スライダーが操りづらくなったと主張したが、MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーは仕様変更を認めなかった。