イチロー代理人がアスレチックスと接触の報道も…番記者「フィットしない」
地元紙の担当記者の見解は「オークランドにはフィットしないと思われる」
マーリンズからフリーエージェント(FA)となったイチロー外野手の代理人が、アスレチックスと接触したとサンフランシスコの地元紙が報じた。ただ、記事を執筆したアスレチックス担当記者は、「オークランドにはフィットしないと思われる」との見解を示している。
同紙のスーザン・スラッサー記者は、イチローの代理人を務めるジョン・ボッグス氏が、サンフランシスコの隣に位置するオークランドに本拠地を置くアスレチックスと接触したと報じた。現在、アスレチックスの監督を務めるボブ・メルビン氏はかつてマリナーズを指揮し、2003年、2004年の2シーズンでイチローとともに戦った経緯がある。その人柄もあって選手からの信頼が厚く、これまでイチローをはじめ日本人選手と良好な関係を築いてきた指揮官だ。
記事では、マルセル・オズナ、クリスチャン・イエリッチという2人の若手外野手をアスレチックスが狙っており、その中で、イチローの代理人も接触していると伝えていた。ただ、スラッサー記者は「この44歳の殿堂入りが予想されている選手はオークランドにはフィットしないと思われる」と言及している。
これを受け、米最大の移籍情報サイト「MLBトレードルーマーズ」も「サンフランシスコクロニクルのスーザン・スラッサーによると、イチロー・スズキの代理人ジョン・ボッグスは、彼の顧客(イチロー)を売り込むために既にアスレチックスと接触した。両者の会談は手短なものではあるが、それはイチローと、10年以上前に彼のチームの監督をしていたアスレチックスのボブ・メルビン現監督との友好関係からなるつてによるものだった」と紹介。その上で「スーザンによるとイチローはアスレチックスにはフィットしないであろうとのことだが、ボッグスは彼女に『彼は来シーズンもプレーすることを熱望している』と伝えた」としている。
ジーター氏らが新オーナーに就任したマーリンズは、イチローとの来季契約オプションを行使せず。背番号51はFAとなり、新天地を探している。「50歳まで現役」を掲げるレジェンドは来季のプレーを「熱望」しているというが、果たしてどうなるか。いずれにしても、去就の決着は長引くことが予想される。
(Full-Count編集部)