大谷を巡り米メディアが報道合戦、地元球団に進言「獲るべき」「フィット」
ブルワーズ地元メディアは「可能性が芽生えるかも…」
大谷獲得を最も熱心に地元球団に勧めているのが、ヤンキースのお膝元ニューヨークのメディアだ。地元紙「ニューヨーク・ポスト」では辛口記者のジョエル・シャーマン氏が「ヤンキースにフィットする」と唱え続けている。またスポーツ専門局「ESPN」でヤンキース番記者を務めるアンドリュー・マーチャンド記者は「DHや外野での出場を行いつつ、先発6番手となり得る」と起用法にまで言及している。
これまで日本人投手が在籍したレンジャーズ、レッドソックス、カブス、ドジャースの地元メディアもチームに獲得を“進言”。ブルワーズの地元紙「ミルウォーキー・ジャーナルセンティネル」のトム・ホドリーコート記者は「オオタニはミルウォーキーより大都市に行くものと思われるが、ブルワーズはCAAのネズ・バレロ氏と深いつながりがある」と、バレロ氏のクライアントでもあるライアン・ブラウン、青木宣親、マット・ガーザらがブルワーズに在籍した履歴を指摘。「少なくともスターンズGMとバレロ氏に親交があることで、可能性が芽生えるかも」と、わずかな期待をのぞかせている。
その他にもブルージェイズ、ツインズ、インディアンスの地元メディアが、“二刀流”右腕のニュースを大々的に取り上げている。
地元メディアを巻き込んでヒートアップする大谷争奪戦。新たなポスティング制度が締結され、正式にポスティングされた時には、前代未聞の盛り上がりを見せることは間違いなさそうだ。
(Full-Count編集部)