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「WHIP」で見る投手の安定感…抜群の菊池、異次元のサファテ【パ編】

現在、NPBは秋季キャンプ真っ只中。すでに12球団は来季に向けて始動し、今季の大きなイベントと言えば、11月20日に開催される「NPB AWARDS」のみとなった。各タイトルは決まっているが、ここでは改めて今季の投手陣について振り返りたい。

ソフトバンクのデニス・サファテ【写真:藤浦一都】
ソフトバンクのデニス・サファテ【写真:藤浦一都】

西武・菊池が1イニング当たりに出した走者の数は…

 現在、NPBは秋季キャンプ真っ只中。すでに12球団は来季に向けて始動し、今季の大きなイベントと言えば、11月20日に開催される「NPB AWARDS」のみとなった。各タイトルは決まっているが、ここでは改めて今季の投手陣について振り返りたい。

 投手の能力を示す数値の中に、WHIP(Walks plus Hits per Inning Pitched)というものがある。投手が1イニング平均で与四球+被安打で許した走者数を示したものだ。大前提として、投手は託されたイニングを無失点で終えることを目指す。そのためには走者を出さないことが重要だ。投手の安定感を示す数値でもあるWHIPは、MLBでは公式記録になっているが、NPBでは導入されていない。

 パ・リーグで規定投球回数以上に達した投手をWHIP順に並べた。

菊池雄星(西)0.91(26試16勝6敗 187.2回 防御率1.97)
岸孝之(楽)1.02(26試8勝10敗 176.1回 防御率2.76)
野上亮磨(西)1.0556(24試11勝10敗 144回 防御率3.63)
則本昂大(楽)1.0557(25試15勝7敗 185.2回 防御率2.57)
千賀滉大(SB)1.07(22試13勝4敗 143回 防御率2.64)
美馬学(楽)1.10(26試11勝8敗 171.1回 防御率3.26)
東浜巨(SB)1.12(24試16勝5敗 160回 防御率2.64)
バンデンハーク(SB)1.14(25試13勝7敗 153回 防御率3.24)
金子千尋(オ)1.17(27試12勝8敗 184.1回 防御率3.47)
二木康太(ロ)1.19(23試7勝9敗 143.1回 防御率3.39)
山岡泰輔(オ)1.27(24試8勝11敗 149.1回 防御率3.74)
涌井秀章(ロ)1.32(25試5勝11敗 158回 防御率3.99)
有原航平(日)1.38(25試10勝13敗169回 防御率4.74)

 今季パ・リーグでは、菊池雄星が最も優秀な先発投手だったことに異論を唱える人は少ないと思うが、WHIPの値もそれを裏打ちしている。13投手のうち、WHIPが1以下、つまり1イニングに出す走者が1人以下なのは菊池ただ1人。走者を出すことが減ったため、自責点も少なく、勝ち星も上がったと言える。

 続いて、楽天の岸。打線の援護が少なく8勝しか挙げられなかったが、投球内容は素晴らしかった。WHIPが1.10以下の投手は、先発として合格点と言えよう。

 ロッテの涌井は1.32だった。わずか5勝に終わったのは、味方の貧打も影響しているが、涌井自身も多く走者を出したため。海外FA権を行使したが、MLB関係者はこの数値をどのように評価するだろうか。

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