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西武・大石が見せる進化 「早稲田三羽烏」「6球団競合右腕」とも違う持ち味

打者の腰から地面スレスレまで急降下するフォークと、「マジカルストレート」と呼ばれる最速140キロ中盤の直球を操り、今季17試合連続無失点と抜群の安定感を発揮したのが、埼玉西武の大石達也投手だ。

西武・大石達也【画像:(C)PLM】
西武・大石達也【画像:(C)PLM】

大石を変えた故・森慎二投手コーチとの出会い

 打者の腰から地面スレスレまで急降下するフォークと、「マジカルストレート」と呼ばれる最速140キロ中盤の直球を操り、今季17試合連続無失点と抜群の安定感を発揮したのが、埼玉西武の大石達也投手だ。

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 早稲田大学時代は、斎藤佑樹投手(北海道日本ハム)、福井優也投手(広島)とともに「早稲田三羽烏」と呼ばれた。2010年のドラフト会議で、6球団競合の末に埼玉西武へと入団。大きな期待を背負ってプロの世界へ足を踏み入れる。しかし、最速155キロを誇った球速が140キロ前後まで落ち、開幕前からフォームと感覚に関する不安を口にしていた。

 結局、右肩痛を発症したため、ルーキーイヤーは1軍での登板機会はなかった。翌年は24試合に登板してプロ初勝利もマークする。続く2013年はチーム事情で抑えを務めるものの安定感を欠き、その後は再び右肩痛に悩まされ、長く苦しい戦いを余儀なくされることに。しかし、2015年に就任した森慎二投手コーチとの出会いが大石を変えることになる。

 森コーチと取り組んだフォーム改造が功を奏し、その年は3試合のみの登板ながら防御率0.00。そして翌2016年は、開幕から14試合連続無失点と圧巻の投球を披露する。本人も「キレが違う」と語る直球を主体に、31回2/3を投げて36奪三振。最終的には36試合に登板して防御率1.71を記録する充実のシーズンを過ごした。

 シーズンを通しての活躍を期した今季は、開幕からの約1か月で9試合に登板して防御率0.00と存在感を示す。しかし首痛を発症し5月3日に登録を抹消されると、およそ1か月半の戦線離脱を強いられてしまう。またも故障に泣くシーズンになるかと思われたが、6月8日からファームで5試合に登板すると、いずれも自責点0に抑えて、6月23日に満を持して1軍昇格を果たした。

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