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西武・大石が見せる進化 「早稲田三羽烏」「6球団競合右腕」とも違う持ち味

打者の腰から地面スレスレまで急降下するフォークと、「マジカルストレート」と呼ばれる最速140キロ中盤の直球を操り、今季17試合連続無失点と抜群の安定感を発揮したのが、埼玉西武の大石達也投手だ。

恩師の悲報に流した涙、「慎二さんがいなかったらクビになっていたと思う」

 復帰登板となった福岡ソフトバンク戦では、打者3人を完璧に封じ、「6球団競合右腕」の復活を印象付ける。しかし、直後チームに悲しい知らせが届く。森コーチの急逝である。2軍時代からその教えを請い、「慎二さんがいなかったらもうクビになっていたと思う」と語る大石は、6月30日の試合前の追悼セレモニーでも幾度となく涙を拭った。

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 その後も気丈に好投を続けたが、7月22日に再び右肩の違和感で登録抹消。そのまま1軍マウンドに戻れずシーズンを終えてしまった。それでも今季の成績は20試合に登板して2勝0敗4ホールド、防御率0.93。今季の進化は、何よりも19回1/3を投げて被本塁打が0本という部分だろう。昨季はプロ野球記録となる1イニング2本の満塁弾を浴びるなど、一発に泣く場面があった大石。しかし、長打を浴びることが少なくなり、このような好成績に結び付いたのではないだろうか。

 今季はルーキーの平井や2年目の左腕・野田など、若い力が台頭し充実の陣容となりつつある救援陣。来季は30歳を迎え、そろそろ中堅として1人立ちが求められる大石だが、ポテンシャルがあるだけに、今季のような活躍ができればその立場は必ず確かなものとなるだろう。背番号15が1年を通して躍動する姿を、ファンは心待ちにしている。

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