ホークス城所と今宮がブルペン共演 実感した「野手のブルペン効果」とは
秋季キャンプで初めてブルペン体験に城所「投手に気持ちが分かった」
17日、ソフトバンクの城所龍磨外野手と今宮健太内野手がブルペンで共演した。前日に続く連投となった城所に対し、今宮は中1日での“登板”。途中で達川光男ヘッドコーチが2人の球を受ける場面も見られた。
最終クールに入って毎日見られるようになった野手陣のブルペン入り。工藤公康監督は「ブルペンで投げると身体を大きく使うから野手にとってもいいこと。傾斜で下半身も張るしね。秋山(幸二)さんも現役時代によくブルペンで投げていたよ」と、気分転換を兼ねた効果的なトレーニングだと認める。
この日は、城所と今宮が横並びで競演。前日にMAX138キロを計測した城所が135キロだったのに対して、今宮は前回のブルペンを上回るMAX142キロを記録。途中でマスクを被って2人の球を受けた達川ヘッドコーチは、今宮の投球に「さすがは元ピッチャー。ええ球投げるわ。餅は餅屋いうことや」と感心。今宮に完敗となった城所は「ボクは変化球投手でやっていきますよ」とジョークで対抗心を燃やし続けた。
連投をこなした城所は「腕がパンパン。普段どれだけ身体を使っていないかよくわかります」と、工藤監督のいう“野手ブルペン効果”を実感。さらに「プロに入って初めてブルペンに入ったけど、ピッチャーの気持ちがわかりました。これからはもっと一生懸命守ろうと思います」と、投手陣を思いやる気持ちも大きくなったようだ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)