西武3選手、元メジャーリーガー、元中日「ディンゴ」も…豪WLの注目は?

かつての全米ドラ1はメルボルンで森と3、4番コンビ形成

 新人の中塚は、2軍を主戦場に先発と救援をこなしながら一定の結果を残した。ウィンターリーグに派遣されたことからも、チームの期待の高さがうかがい知れる。なお、この3選手が出場予定のメルボルン・エイシズの計6試合は「パ・リーグTV」でライブ配信される予定だ。

◯ライブ配信予定日時
11月19日(日)メルボルン対パース 11:00~
11月23日(祝・木)アデレード対メルボルン 17:30~
11月25日(土)アデレード対メルボルン 17:30~
12月1日(金)メルボルン対ブリスベン 17:00~
12月7日(木)キャンベラ対メルボルン 17:00~
12月15日(金)メルボルン対シドニー 17:00~
※時間はいずれも日本時間で、都合により変更と雨天中止の可能性あり

 今季のABL参加選手で注目したいのは、メルボルンのデルモン・ヤング外野手とピーター・モイラン投手、ブリスベンの林智勝内野手の3人だ。

 ヤングは2003年のドラフト全体1位指名でデビルレイズに入団。野球専門誌『ベースボール・アメリカ』が毎年発表している有望株のランキングでは4年連続3位以内に入り、2006年には1位に選ばれた(2011年にア・リーグのMVPとサイ・ヤング賞をダブル受賞したジャスティン・バーランダー投手が8位)。メジャー通算10年で打率.283、109本塁打と高すぎる期待に応える成績を残すことはできなかったが、まだ32歳と老け込む年ではない。2015年を最後に離れているメジャーの舞台復帰を目指す姿に、埼玉西武の若手3人が学べることもあるかもしれない。

 変則のサイドスローから打者のタイミングをうまく外すモイランは今季、ロイヤルズでリーグ最多の79試合に登板した。38歳のベテラン右腕は、キャリアで酸いも甘いも噛み分けている。プロ入りは早く、17歳でツインズと契約したが、芽が出ずに2年でオーストラリアへ帰国。製薬販売員として働きながらクラブチームでプレーを続け、2006年にはWBC代表に選出された。その直後にブレーブスと契約し、トミー・ジョン手術を2度経験しながら通算460試合に投げている。来季の戦力として獲得に興味を示すメジャー球団はあるだけに、母国でのプレーでしっかりアピールしておきたいところだ。

ブリスベンで監督を務める元中日「ディンゴ」

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