リーグ優勝目指す西武の戦力整備 助っ人4投手、松坂世代3選手らが退団

戦力外の田代はトライアウトを経てヤクルトへ

◯鬼崎裕司(戦力外、2軍育成コーチに就任)
 プロ10年目。通算425試合出場。818打数195安打6本塁打65打点、打率.238。佐賀工高校から関東学院大、富士重工を経て、2007年の大学・社会人ドラフト3位でヤクルトへ入団。2011年シーズン中にトレードで西武へ移った。2013年に105試合に出場し、これがキャリアハイに。昨季も79試合に出場したが、今季はルーキー源田の台頭もあり、移籍後初の1軍出場なしに終わっていた。

◯木村昇吾(戦力外)
 プロ15年目。通算733試合出場。1128打数294安打3本塁打71打点、打率.261。木村昇も松坂世代の1人。香川・尽誠学園、愛知学院大から2002年ドラフト11位で横浜に入団。2007年オフに広島へトレード移籍すると、守備固めや代走要員として出場機会を増やした。2011年には最多106試合に出場。2015年オフにFA権を行使したが獲得に乗り出す球団がなく、テスト生として西武の春季キャンプに参加し、入団にこぎつけた。だが、2016年6月に右膝の前十字靭帯を断裂し、オフに戦力外通告。育成選手として再契約し、今季は6月に支配下に復帰したが、わずか3試合出場に終わった。
 
◯田代将太郎(戦力外、トライアウトを経てヤクルトが獲得)
 プロ6年目。通算71試合68打数7安打1本塁打5打点。東海大四高から八戸大学を経て、2011年ドラフト5位で西武入団。俊足を武器とし、2016年に初の開幕1軍入りを果たした。今季は開幕スタメンにも名を連ねたが、打率.071と奮わずに戦力外となった。
 
◯大崎雄太朗(戦力外)
 プロ11年目。通算444試合出場、947打数243安打5本塁打77打点、打率.257。茨城・常総学院高、青山学院大を経て、2006年の大学・社会人ドラフト6位で西武に入団。2012年に自己最多107試合に出場し、70安打とキャリアハイの成績を残したが、これをピークに出場機会は減少。若手の台頭もあり、今季の1軍出場はなしに終わった。

◯岩尾利弘(戦力外、打撃投手に)
 プロ8年目。通算48試合登板。3勝0敗0セーブ5ホールド、防御率6.11。大分・津久見高、別府大から2009年ドラフト3位で西武へ。ルーキーイヤーから1軍で2試合に登板した。2015年には21試合に中継ぎで投げ、4月12日ロッテ戦から22日の日本ハム戦にかけて4試合で9者連続奪三振を記録。参考記録ながらプロ野球記録に並んだ。だが、2016年は登板2試合に減り、今季は1軍登板はなかった。

来日1年目の外国人4投手が自由契約に、9か国を渡り歩いた“変わり種”も

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