CS敗退の阪神の戦力整理 生え抜きベテラン2選手ら引退、戦力外は3選手のみ

新井は2軍コーチとして再出発

◯新井良太(引退、2軍コーチ就任)
 プロ12年目。630試合1253打数298安打40本塁打151打点、打率.238。広陵高から駒澤大を経て、2005年の大学生・社会人ドラフト4位で中日に入団。5年目の2010年に45試合に出てプロ初本塁打も放ったが、この年のオフに阪神へトレード移籍。兄の新井貴浩とチームメートとなった。移籍2年目の2012年には110試合に出場し、2桁の11本塁打を記録。翌2013年には119試合で14本塁打と成績を伸ばし、遅咲きながら覚醒を予感させたが、2014年以降は出場機会が減り、今季はわずか17試合出場にとどまっていた。

◯狩野恵輔(引退)
 プロ17年目。402試合783打数200安打18本塁打91打点、打率.255。前橋工から2000年ドラフト3位で阪神へ。強打の捕手として期待され、プロ4年目の2004年に1軍デビュー。2007年は開幕1軍を掴み、54試合に出場して3本塁打を放った。2009年には正捕手としてキャリアハイの127試合に出場。打率.262、5本塁打をマークしたが、この年のオフに城島が加入し、その座を奪われた。2011年に外野手登録に。2012年オフにはヘルニアのために育成契約となった。2013年途中に支配下に復帰すると、その後は代打の切り札としての起用が中心だったが、勝負強さを発揮。2015年、2016年は3本塁打ずつを放った。今季出場はわずか5試合止まりで、5打数ノーヒットに終わった。

◯高宮和也(戦力外)
 プロ12年目。通算194試合登板、6勝8敗21ホールド0セーブ、防御率5.50。大体大浪商高から徳山大、ホンダ鈴鹿を経て、2005年のドラフト希望入団枠で横浜(現DeNA)に入団。1年目に8試合に先発するなど18試合に登板したが2勝6敗に終わると、2年目以降は中継ぎに。2010年オフにトレードでオリックスへ移籍し、FA移籍した平野恵一の人的補償として2013年から阪神へ。2015年に左のワンポイントとして52試合に登板したのがキャリアハイ。今季は1軍での登板なく戦力外になった。

柳瀬は2年連続で戦力外に…

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